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プロジェクトD再び

2014年11月に「プロジェクトD」と銘打ってゼッケン貼り貼りを楽しみましたがw(こちら)、緑ミニでも楽しむことにしました。やっぱここまでやらないと自分のものになった気がしないですよね←

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ゼッケンを貼るにあたって構想のベースとした車両はこちら。Swiftuneのワークスマシンである76号車です。

このマシンと同じレベルの車体が日本でも手に入るというのが緑ミニの販売時のコンセプトでしたので、当然ながら全く同じカラーリング(ウィローグリーンのボディ+オールドイングリッシュホワイトのルーフ)なんですよね。なのでゼッケンやマーキング含めて丸っとマネするのが一番自然な流れではありました。

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SwiftuneのマーキングのベースになっているのはCooper Car Coです。

この2本のサイドラインとそれに被るように配置された丸ゼッケンをベースに、文字をSwiftune Eng.に、サイドライン後端のCCCロゼッタをSwiftuneのマークに置き換えたのがSwiftuneワークスマシンです。

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てなわけで、まずはCCCのマーキングキットを手に入れたのが昨年10月です(こちら)。このキットを眺めながら、あーでもないこーでもないと約3ヶ月にわたって悩み続けましたw

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悩んでしまった理由なんですが、緑ミニに付いてきたサイドモールが黒だったんですが、淡い緑のボディに黒のモールってのが意外に映えるなあと思ってしまったんですよ。で、黒いサイドラインってのも良いのではないか、と。

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同じSwiftuneのマシンで黒いサイドラインを持つ個体もいくつかあります。こちらの個体はブルーのボディに黒いサイドライン+黒ゼッケン。

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こちらの個体は白いボディで黒いサイドライン+黒いゼッケンです。これらのサンプルから明らかになるSwiftuneにおけるサイドラインの色の法則としては、

・サイドラインおよびゼッケンの色はルーフと同じ

って感じになります。

となると、白ルーフを持つ緑ミニとしては大人しく白いサイドラインにするしか道が無くなってしまうのですが、黒いラインによる締まった感じも捨てがたいし、ってな感じで悩み続けておりました。いっそのことルーフを黒に塗り替えるか?とまで追い詰められたのですが、出来るだけ現状を活かして(つまりお金をかけずにw)最小限のルール変更で行けないか?と思考を改めました。

行き着いたのは、

・モールやサイドラインなどの「線」は黒
・ルーフやゼッケン、MRRCマークなどの「面」は白

です。自分の欲求に合わせてルール自体を改変するという、まあズルい大人の見本のような行いですなw
ちなみに心理学で言うところの「認知的不協和」と「正当化」のプロセスそのものだったりしますw

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構想立案とステッカーの作製を終えて、いよいよ作業当日です。2019 SBoM開幕戦の直前である3/1の金曜日、始発で愛知を出て電車を乗り継ぎ、八王子のキャメルオートさんにやってきました。

緑ミニは前夜のうちにSVからキャメルオートさんまで曽根さんに陸送して頂きました。ご協力ありがとうございました!

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作業をお願いしたのは前回と同じくビシバシマーキングさん。T社のグループCカーのマーキングも手がけたという由緒正しいマーキング屋さんです。

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サイドラインやボンネットストライプは、キットのものを参考にして、形状を現物合わせで修正しつつより耐久性の高い素材を用いて作り直して頂きました。

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作製したサイドラインのパーツを位置調整していきます。

サイドラインは、フロントフェンダー、ドア、ボディ後半と3つの部位にまたがって貼られるのですが、それぞれのパーツのプレスラインに合わせて貼ると、全体で見たときに直線にならないという問題が明らかになりました。迷うこと無く全体の整合を最優先でお願いしましたが、ミニってやつは一筋縄ではいかないですね(汗

その他にも、ドアヒンジ、サイドミラー、ドアハンドルをうまくライン内に収めつつ全体のバランスを崩さない位置取りとか、フロントフェンダー部分はヘッドライトに向けてやや収束させた方が格好いいとか、いろいろ現物合わせで議論しつつ進めさせて頂きました。これ絶対に素人では無理だわ〜と痛感しましたね。

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フロントのクーパーライン。これも現物合わせで一から作り直してます。

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このクーパーライン、ボディ側のキルスイッチにかかってしまうのですが、切り込みを入れて回り込ませつつ、

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うまく仕上げて頂きました。

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ボディサイドのゼッケン貼り貼り。

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ボディサイドできあがり。

黒いサイドラインに対して白いゼッケンサークルになるので、つながりの整合を取るためにゼッケンサークル外周に黒いラインを入れてます。これ実は黒いサークルに白いサークルを重ねて作ってあります。

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ボンネットのゼッケン貼り貼り。

先述したとおり通常の2倍の厚さのシートになってますので、それを加熱して伸ばしながらボンネットフードの局面に合わせて貼るってのはなかなかに神業でした。「Cカーに比べれば大して難しくない」とはビシバシマーキング代表の石橋さんの言でしたが、流石ですね。

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それでも最難関のリアゼッケン・・・パネルをまたぐ上にやたらと曲面が多い・・・に対しては二人がかりで時間をかけながらの作業になりました。ありがとうございました!

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SVに戻って記念撮影です。TBCCのステッカーも貼らせて頂きました。

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リアにはMRRCのデカゼッケンを貼って魂注入ですw

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フロントゼッケン。明るいところで見るとなかなかに派手ですw

黒いクーパーラインと黒い縁ありの白ゼッケンの組み合わせはなかなかにGoodでした。

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リアゼッケンです。

革ベルトと窓枠とリアランプを避けてギリギリの位置に収めて頂きました。プレスラインが複雑な場所によくぞまあ、って感じですw

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全体のバランスにこだわったサイドライン。

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パーフェクトですw

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MRRCステッカーとのインターフェースにもこだわってみました。どうせワンオフですからね、とことん付き合って頂きましたが大満足です。

ちなみにこのサイドライン、白のセットが1セット余ってます。あと勉強用に購入したミニマルヤマさん製のCCCのデカールキットが丸々残ってたりします。欲しい方はご連絡下さい。



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ナンバー取り付け完了

ナンバープレート付けようとしたらフロントのナンバーベースが根こそぎ無くてw、新たに作り直そうというところまで来ました。

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アルミ板を加工してナンバーベースを作製し、

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なにやら支柱のようなものを作製して、

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フロントのバンパーを取り付ける部分(糊代みたいな所?w) に、支柱を介してナンバーベースを固定してます。

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バンパーには支柱部分を避けるように切り欠き加工を加えて、

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完成です! ジャストフィットですねw

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ナンバーを取り付けるとこんな感じになります。

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つや消し黒に塗装されているので、ナンバー背面も良い感じです。

・・・ステーの金属疲労が心配なので、脱落防止にタイラップ程度は追加しておこうかなw

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リアは普通に市販のナンバーベースを購入して取り付けました。ナンバー灯の配線とかも必要なんですよね。地味に大変な作業です。

ようやく公道を走れるようになり、本日から実走での問題出しを開始しました。怪しいのは点火系なんですが、それで解決しないならば原因不明扱いでエンジンバラし直しかな〜っと覚悟しております。

週末のSBoM開幕戦はウェットになりそうですね・・・是非とも走りたいのですがw

ちなみに本日はP師の結婚記念日なので無理は出来ません。そういう節目のイベントを蔑ろにすると信頼回復にエライ苦労しますからね・・・今後の家庭内平和と、その先にある多くのミニユーザーの趣味人生のためにも今日はぐっと我慢して家族サービスをして頂きたいところです。

勝負は明日ね←w


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ナンバー取得完了!

緑ミニのナンバー取得完了しました。

埼玉で予備車検を受けて愛知県の陸運支局でナンバー取得・・・という段取りを考えてましたが、愛知まで陸送してもらうか、あるいは慣らし運転を兼ねて仮ナンバー取って自走するかで悩んでおりました。そんな折に愛知のナンバーが埼玉でも取れるという情報をゲットできましたので、その話に乗ることにしました。

予備車検証、委任状、印鑑証明、希望ナンバーの書類、車庫証明があれば、中古車業者ならば他県でも代行してもらえるようです。

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取得したナンバーがこちら。

「929」です。「29」だとひねりが無いので「929」にしてみました。読みはもちろん「牛肉」ですねw

その他のバージョンとして229(豚肉)、329(鶏肉)、少し捻って1129(いい肉)などを考えていたのですが、鈴木誠男さんからは干支を考慮して4429(猪肉)もあるよ、と・・・いやいや自分の想像力の限界を知った人生の一コマでしたw 肉好きなどなたか、後に続く猛者はいらっしゃらないでしょうか←

ちなみに新車登録です。車検だって3年付いちゃったりしてます。新鮮に驚きましたね〜。
新車登録だけど今の基準じゃなくて1964年当時の基準ベースなんですよね。まあ今の排気ガス基準を満たせと言われてもとうてい出来る気はしませんがw

更に余談ですが任意保険も無事取得しました。対人対物はもちろん、車両保険も付けちゃったりしてますw 同乗者保険もつきましたが、これは意味ねーな(汗)

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リヤナンバーはこんな感じです。

あれ?ボディに直付けなんですか?と思った方、あなたの疑問は正しいです。

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まだナンバーベースを入手できていないようです←

前の写真はおそらく噛み終えたガムかなんかで仮付けしてたんじゃないでしょうかw

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取付作業に入らない理由としては年度末でP師が忙しいのももちろんあるのですが、一番の理由はこれでしょうか。

フロントのナンバーベースが無いw
まあ・・・冷静に考えてみれば普通はレース車両ですからね、ナンバーベースなんて潔く気持ちよく取っ払っているのが当たり前でした。この車両にナンバー付けるっていうのが如何に普通じゃないのかを感じた人生の一コマでした。最近人生の一コマ多いな!←

というわけでポン付けできないので、取り付けの構想を考えたりパーツを手配したりとかの作業が発生してしまっているのでした。

エンジンが不調なので路上復帰して原因究明と、あとはキャメルさんでのデカール貼り付けの作業まで終えたいところです・・・3/3のSBoM開幕戦までに。間に合うよう祈って下さいw


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ドラポジ修正とペダル系調整

SBoM最終戦に向けて緑ミニのセッティングを詰めております。今回はドラポジの修正とペダル系の調整についてです。

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まずはドライビングポジションです。

フロアに直付けされて着座位置が下がると同時に剛性も増したシートですが、ペダルが遠くてクラッチを踏み切れないという問題がありました。しかも現段階で一番前の取り付け穴を使っているためにシートをこれ以上前に出せないというオマケ付きです。

ええ、僕の足が短いってことですが何かw

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シートレールです。

スパルコ製で、分厚いアルミの成形材で見るからに剛性が高そうです。フロアにはフロア自体の補強を兼ねたラダーが渡されていて、その上に直付けされています。

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で、既に一番前まで寄せてある。とw

配線を避けるための逃げが追加されていたりして意外に繊細な一面がありますねw

これ以上シートを前に出すためにはシートレール自体を加工せねばなりません。とは言え、せっかくの高い剛性を損ないたくはありませんのでどう加工するかを慎重に検討した結果、

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こんな感じになりました。

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5cm程度は前に出せたかな。

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シートを取り付けた図。

おお、明るいですね!じゃなくてw

ペダルを確実に踏めるようになり安心して運転できるようになりました。当たり前のことなんですけどね、大事なポイントですw その一方で、サイドサポートの高いシートのためにステアリングとの間の隙間が狭くなり、一段と乗り降りしにくくなりました。更に柔軟体操を精進せねばなりませんw

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次はアクセルペダルの調整です。

元の状態の写真が無いのですが、このボディにはMk1純正のペダルが装備されておりました。せっかくだからそのままで行こうかとも思っていたのですが、アクセルペダルとブレーキペダルが離れすぎていて微妙な扱いづらさがありました。シートが遠かったのが操作のし辛さに拍車をかけていたのかもしれませんが。

というわけでこれまで使ってきたタートル製のクイックペダルに交換しました。レバー比(ペダルストローク)、高さ、左右位置が独立して調整できるという自由度の高いペダルです。ブレーキを踏んだ状態ですぐ横にアクセルペダルが来るような位置関係に調整して完了です。

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最後はブレーキペダルです。

本来ソリッドなタッチが最大のメリットであるはずの2ポットブレーキですが、ブレーキ1発目が妙にスポンジーでペダルが奥まで入ってしまうという問題がありました。1回踏んでやると2回目はソリッドなタッチになるので、SBoM第3戦ではコーナー毎に一回ポンピングしてからブレーキングして対処してました。慣らし運転で流してたので対処できましたが、ガチのアタックでこれだと主に僕のメンタルが耐えられませんw

僕自身の経験だと、ハブベアリングが死にかけているとハブごとブレーキディスクが振れてブレーキのピストンを押し戻すためにこんな感じの症状が出たりします。が、もちろんハブベアリングも新品ですからね、何が原因なんだろうかと悩んでおりましたところ、ハヤシタイヤレーシングさんにアドバイスを頂きました。

曰く、リアのドラムブレーキの、ブレーキシューとブレーキドラムとの間の遊びが大きいんだろう、と。Mk1の場合、上の写真のようにブレーキマスターからフロントブレーキとリアブレーキの油圧ラインを同時に取っているので、リアブレーキの遊びの大きさがブレーキタッチにもろに出てしまうのだそうです。

検証するにはサイドブレーキを引いて、油圧系とは別に機械的にリアブレーキを効かせた状態でブレーキペダルを踏んでみて、それでタッチが改善されるならばそれが原因だとのことでした。早速試してみたところその通りでしたので、一発で原因が絞り込めました。的確なアドバイスをありがとうございました!

P師によると、リアブレーキも新品なので当たりが付くまではクリアランス大きめにしておいた、とのことですw ナンバーさえ付いてれば普通に走り込んであらかじめ問題を見つけてつぶし込めるんですけどね、ナンバー無しの辛さを噛みしめておりますw

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この状態で成田モーターランドで開催されたSV走行会を走り込んできました。ステアリングが近すぎてちょっと回しにくかったりしましたが、概ね運転に集中できる環境が整い、よいリハビリになりました。

乗り降りの練習も出来ました!←w

続きます!


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リアサブフレーム修正

SBoM最終戦に向けて緑ミニのセッティングを詰めております。

本来の意味でのセッティングとして必要なのはキャブセッティングくらいなんですが、ナンバーの付いていない車両なのでそれは当日サーキットを走らないと出来ません。なのでそれ以前の細々とした不具合を修正しています。

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右リアタイヤを後ろから見てます。第3戦の時にヨシヨシさんが気づいて教えてくれたんですが・・・、

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リアタイヤの出方が左右で違うw

右リアに比べて左リアの方が10mmほど外に出ているように見えます。

ホイールアライメントはきっちり取っているので問題ないハズです。ですので最初に疑ったというか恐れたのはボディの歪みでした。この個体はフロア取り替えてますし、全溶接で多点ロールケージ組んでますからその熱でフロアが歪んだのではないか、と。
ただ、その場合はどちらかというとボディの捻れに現れるんですよね。こんな風にタイヤが綺麗に左にズレるってことはないはずです。

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原因は割とすぐに見つかりました。

サブフレームをボディに取り付けるためのブッシュにスイフチューン製の強化ブッシュが使われているのですが、

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左右で厚さが違うw

ブッシュが左側だけ薄いので、サブフレームがその分左側にオフセットしているのが原因でした。

このブッシュは個体毎に厚さを調整する必要があるパーツで、本来は旋盤を使って左右均等に削って現物合わせしながら組むパーツらしいのですが、左側だけ削って合わせたようです。確かに付けたり外したりの手間は半分ですみますけどねw

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サブフレーム後ろ側も、

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左側に寄せてあります。

ここなんかは本来ブッシュの左右にあるはずのメタルワッシャーも1カ所に集めてますね。おそらく左側だけ削ってフロント側を付けた結果、リア側は内側にメタルワッシャーを入れるだけの隙間すら無くなってしまって、慌ててメタルワッシャーを外して対応したんだと思いますが・・・まあ省いて捨てられるよりはマシですかw

たぶん、ビル・ソリスさんご自身はボディをきっちり仕上げてくれて、あとの組み付けは工場のお弟子さんに投げたんじゃないでしょうか。

ビルさん「今日も良い仕事したぜ。おい、あとはやっておけ、手は抜くなよ!」
お弟子さん「ガッテンです!・・・こんなとこしっかりやっても誰も気づかないし、まあ適切に適当にw」

てな会話があったんでしょうか。
てやんでえヨシヨシさんの眼力なめんなよ!・・・オイラは気づかなかったけどな!←


冗談はともかくとして。

日本人の感覚だと職人さんの仕事といえば客の期待以上の「スゲー」と言われるような仕上がりが当然と期待してしまいますので、こういう現実にぶつかるとついついガッカリしてしまうのですがw 英国の職人さんがイケてないというわけではなく、単に約束以上のことはしないという姿勢なのではないかと思います。

技術も腕もあるのできちんとやろうと思えばできる。でも手がけているのは「作品」ではなくあくまで「商品」であって、客に言われなかったこと、当初予定と見積もりに入っていないこと、もっと言うなら契約に無いことはしない、というのが元々の基本姿勢で、

三和トレーディングさんが間に入って、日本で受け入れられるにはこのクオリティじゃないとダメ!と、あちこち細かく要望を出して日本向けに丁寧に造ってくれたのがこの緑ミニで、

あ、でもサブフレームの取り付け方法までは指示しなかったよね←今ココ

という状況なんでしょうねw つまり英国人も悪気があるわけでもなく過剰に手を抜いたわけでもなく、淡々と指示通り契約通りに造ってくれただけ、と。


英国人職人の話のように書きましたが、日本の製造現場でもこういうすれ違いってあるんですよ。実は僕の仕事でも日常的にあります。

物作りには大きく分けて設計と製造という二つの部署が絡んでくるのですが、設計部署は目標の性能や耐久性を実現するための構造や諸元を検討して図面という形に仕上げます。そしてその図面を受け取った製造部署はその図面通りのものが出来るよう、人を手配し治具やロボットを造り製造ラインを構築して量産につなげていきます。

で、製造部署は図面に書いてあることは守らなければならないわけですが、逆に図面に書いてないことは何をやっても良いんですよね。これは当たり前で、図面指示されてない範囲でいかに上手く早く安く物を造るかは製造部署の腕の見せ所であり、彼らの存在意義でもあるわけです。製造部門からすれば、限られたコスト、限られた人員をやりくりしてその中で効率的に物作りしなければならないわけですから、図面に書いてない範囲ならば省けるものは省くのが当然ですよね。「改善」とか「QC」もここからスタートしてます。

というわけで、きちんとした物が欲しければ、あらかじめ全て見通してきちんと指示しなければならない、というのは物作りの世界では世界共通なんですよ。つまり英国人職人に限った話ではない、というオチでしたw
でも英国人にきちんと指示するためには距離や言葉や文化の壁を超える必要があって、しかも信頼関係まで築かないと難しいですからね。その手間暇は個人で出来る範囲を超えてますから、間に入って頂いている三和トレーディングさんの努力を思うと頭が下がります。

というわけで、期待と違うところがあって当然、腹を立てるより自分らでちゃちゃっと直した方が早いさ!、と気持ちを切り替えるのがこの趣味を続けるにあたっては大切かと思います。

まあ僕の場合はブッシュの入れ替えくらいで済みそうですが、世の中には更に深遠な状況があってw
ミニ仲間の鈴木誠男さんなんて英国で作製したスプリントを輸入した後に日本の板金屋さんに持ち込んで手を入れ直してますからね。そこまで行くと最初に出す指示の手間と後から国内で直す手間とのバランスを取りたくなってきますが、なんにせよ大変な世界なのは間違いないです。趣味の冥府魔道ですw


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プロフィール

みくた

Author:みくた
運動神経のなさを経験値でカバーしようと企むAround 40です。
これまでランエボでのサーキット走行にハマり、最近はClassic MINIに惚れ込んでます。Mini1000、1300キャブクーパーとおんぼろミニを乗り継いで、Austin Mini Mk1 に辿り着きました。レストア、トラブル対策とのんびりドライブを楽しんでます。
よろしくお願いします。

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