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ラミノーバ取り付け位置の考察

水冷式オイルクーラーの「ラミノーバ」の取り付けをSVにお願いしてます。

このラミノーバ、去年通販で海外から購入してから(記事はこちら)一年近く寝かせてましたが、おかげで取り付け方法に関してじっくり悩むことができました。今回はまずその悩んだ過程をご紹介です。

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こちらがラミノーバ本体です。

手で持ってますのでその大きさが分かってもらえると思いますが、空冷式の一般的なオイルクーラーと比べるとずいぶんコンパクトです。水の方が空気よりも熱容量が大きいのでその分小さく作れるわけです。

コンパクトではあるんですが、それでもミニに取り付けようとするといろいろ問題がありますw

一般的な車のエンジンの場合は冷却水の温度は80℃〜90℃程度の範囲でコントロールされてますが、ラミノーバは冷却水とオイルとの間で熱交換させることで、冷却水とほぼ同じ温度で油温を安定させることができます。冬の寒い朝でも素早く適温まで油温を上げ、夏場のサーキットでも90℃前後で油温を安定させてくれるわけです(オーバーヒートしない限りですがw)。

そのため、取り付け位置としては冷却水が最も高温になる部分の配管に割り込ませることになります。実際、ランエボのGr.Aワークスマシンではラジエターのアッパーホースに割り込ませてましたので、そこが一般的な取り付け場所だと思います。

しかし・・・ミニで同じようにアッパーホースに割り込ませようとすると・・・、

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こんな感じ?w スペース全然足りない気がしますw

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配管をイメージしてみましたが・・・、狭い所で配管をかなりターンさせないと収まりそうもありません。しかし、あまりターンさせると配管抵抗が増えてマズイことになるんですよ。そのあたりの悩みを後ほど詳しく。

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まずは基本に立ち返ってミニのエンジンの冷却水の経路から。

冷間時、つまり80℃以下でサーモスタッドが閉じている場合の冷却水の流れは上の図のような感じになってます。ウォーターポンプで押し出された冷却水はまずエンジンブロック側に流れ込み、ブロックの上面に開いた穴からシリンダーヘッドに流れ込んでヘッドを冷却し、最後に合流してウォーターポンプに戻るようになってます。
エンジンで最も高温になるのは燃焼室ですが、燃焼室のあるシリンダーヘッドはこうして冷やされているわけです。

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そしてエンジンが暖まってきて水温が80℃以上になり、サーモスタッドが開いた時の冷却水の流れを示したのが上の図です。

サーモスタッドが開くことでラジエター側にも水路が開くため、一部の冷却水がそちらに流れ込み、ラジエターの放熱で水温が下げられてから再びエンジンブロックに戻って合流するわけです。水温が上がればサーモスタッドが開いてラジエター側に水が流れて冷却を促進し、水温が下がればサーモスタッドが閉じて温度を保ち、それで冷却水の温度が一定に保たれるようになっているわけです。

ここで大事なポイントは、サーモスタッドが開いても冷却水の全量がラジエターに流れるわけではないということです。水は流れやすい方向=配管抵抗の小さい方向に流れますので、ラジエターに流れ込む水の量はブロック側の配管抵抗とラジエター側の配管抵抗の比で決まってきます。両者の抵抗が同じならば冷却水は半分ずつ流れますし、ラジエター側の抵抗がブロック側の半分であればラジエターには2倍の水が流れ込むことになります。

冷却性能を上げる目的で大容量のラジエターに交換する場合がありますが、ラジエターが大容量となることで表面積が増えて放熱が増すのと同時に、実はラジエター側の配管抵抗が減るために流れる水の量が増えるという効果もあるわけです(実際にはさらに冷却水の量自体が増えるので温度上昇に対して余裕が増すという効果もあります)。

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とすると、もしこのアッパーホースの部分にラミノーバを割り込ませ、しかも上述のようにやたらとRのきついターンをさせると・・・、ラジエター側の配管抵抗が増えてしまって、結果的に流れる水の量が減ってしまうリスクが出てきてしまうんです。

冷却水の流れる速度はそれほど速くはないため、抵抗の影響はそれほど大きくないと考えることもできます。しかし、ノーマルの配管に比べて抵抗が増す方向になるのは間違いなく、それはちょっと耐えがたい問題なんですよ。なにしろいくら大容量高性能のラジエターにしても冷却水が流れなかったら意味ないですからね。

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ではどこにラミノーバ付ければいいのか、という話の前に、ミニのエンジンの冷却に関わるもう一つの問題について上の図でまとめてみました。

エンジンが高回転になると爆発回数に比例して発熱量も増えるわけですが、ウォーターポンプも比例して回転数が上がるので流れる冷却水の速度も上がり、発熱と冷却のバランスが取れるようになっています。

ところが冷却水の流れる速度が速くなると冷却水はより流れやすい方に流れるようになり、ポンプから一番近い1番シリンダーに偏って流れてしまい、4番シリンダー側に流れる量が減ってしまいます。

ちなみに、冷却水流量がシリンダー間で不均一になるのを防ぐためにノーマルのエンジンでも工夫はされてまして、エンジンブロック側の水穴を上面から見ると1番シリンダーの穴は小さく、4番シリンダーに向かって水穴が大きくなるように加工されています。これは1番から4番までできるだけ均一に冷却水を流そうという工夫ではあるんですが、たぶんノーマルエンジンの実用上限である4,000rpmくらいを想定して開けられているのではないかと思います。チューンしたエンジンで6,000rpmとかを連続で使うと当然バランスが崩れてしまい、1番に多く、4番に少なく流れるようになってしまうわけです。

そうすると、各シリンダーは均等に発熱しているのに冷却水は均等に流れない、4番シリンダーに流れる冷却水が少ないという状態になってしまうため、4番シリンダーの温度が他と比べて上がってしまいます。

燃焼室の温度が上がると異常燃焼しやすくなるため、ピストンが溶けたりバルブが固着したりといったブローの確率が上がってしまいます。そのため、キャブをセッティングする場合はきちんと負荷をかけた直後の4番シリンダーの焼け具合を見て適切な燃料の量を決める必要があります。しかし、温度の高い4番で適切な燃料量=他のシリンダーでは濃い気味、なんですよね。濃い目の燃料量の場合、発生する未燃焼ガスによって燃焼温度が下がるのでトルクが下がるという背反があるわけですが、安全とパワーとのバランスで最終的なセッティングを決めなければなりません。

平たく言うと、高回転高負荷では4番だけ高温になってしまうので4番に合わせて燃料を濃い目にしなければならず、その分パワーは出なくなります。安全マージンを多めに取らなければならず、エンジンがそのポテンシャルをフルに発揮できないわけですね。

それともう一つ、温度分布の偏りからくるエンジンのダメージとして考えると、もしかしたら異常燃焼だけでは済まないかもしれないと思ってまして・・・、

温度が高い→部品の熱膨張が大きい→クリアランスが大きくなる→部品の摩耗が激しい

とも考えることができます。

先日の記事(こちら)で7番8番のリフターの摩耗で悩んでいることを書きましたが、大してリフト量が大きいわけでもないカムと1300ccと共通のリフター、そして一般的な1300cc用強化型と同じ容量のオイルポンプを使っているにもかかわらずうちのミニだけリフターの摩耗が収まらないという現実は、ひょっとすると高出力化して発熱が増え、さらに4番シリンダーの温度が上がってしまっているのではないかとも思っているんです。そんなわけでこの問題は今回ぜひ対策したかった部分でもあります。

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この問題に悩んだ先人も多かったようで、各シリンダーで流量を均一化するための方法が実はミニでは確立されています。

エンジンブロックからシリンダーヘッドに向かって開いている冷却水水路を全てふさぎ、代わりにブロックの横とヘッドの横に水路を開けて直結し、冷却水を分岐させずにストレートに流すという方法です。デッキ部分(ブロック上面)の水路をふさぐためにドライデッキ加工と呼ばれています。

ドライデッキ化してもヘッド側の温度は完全には均一になりませんが(4番シリンダーが最も低く、1番シリンダーが最も高くなります)、ブロック側は逆の順番になるためトータルではバランスが取れるのではないかと思います。少なくとも冷却水流量の偏りという制御できない状態ではなくなるため安心感は増しますね。

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もし冷却の理想を求めてここまでやるならば、ラミノーバを割り込ませる位置はここしかないでしょう。エンジンブロックとシリンダーヘッドの間のバイパス部分です。

水路が分岐していないために流動抵抗によらず100%冷却水が通りますし、エンジンブロックを通った後の程よい温度の冷却水を通せますし、冷却水の経路的にも配管の曲げが最小限で済みますし、オイルポンプ出口に近いためオイル経路的にも最短で無駄なく配管できます。なにより取り付けスペース的にも余裕があるのが嬉しいですねw

というわけで、ラミノーバの取り付け位置を悩んでいたら冷却水経路まで見直すことになってしまったという、手段のためには目的を選ばず的な頭の悪い結論になってしまいましたが、面白そうなので後悔はしてませんw

実際の取り付けに際してはもう少し考えねばならない所もあるんですが、それは実際の取り付け加工の過程と一緒に後日紹介していきたいと思います。引っ張ってしまって申し訳ないですが、なんかここまで一気に書いて疲れてしまったので。

仕事でもここまで集中してやらないのに、ミニ趣味だとできてしまうという、不思議ですよねw


ご参考:
ラミノーバHP(こちら
通販サイト「Think Automotive」(こちら
kentaさんのブログでのミニの油温管理の議論(こちらこちら
キースおじさんの意見(こちら
ラミノーバ購入まで(2011.9.5記事
ラミノーバ取り付け位置の考察(2012.7.29記事
ドライデッキ加工とラミノーバ取り付け(2012.8.12記事
ラミノーバのオイル系配管の仕上げとインプレ(2012.8.16記事
TCC in FSW 本編です(真夏のサーキット走行後) 2012.8.26記事
ラミノーバの効果検証(晩秋の暖気) 2012.10.28記事





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夏の清里合宿のご案内その3

清里合宿のご案内その3、現段階の参加者と宿の希望のヒアリングです。

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★本日(7/28)段階で両日参加の方々

 テレスコさん(誰かのミニに同乗)
 プリンミニさん
 うったさん
 kentaさん
 大川さん(誰かのミニに同乗)
 FKRさん
 体育会系STさん(FKR号に同乗)
 みくた

★初日のみ参加の方々

 だいまりんさん(初日&BBQ参加)

★お仕事その他の様子を見ながら思案中の方々

 英Ω鉄さん
 まつとしさん

★宿のご案内

プランA:
 ホテルルートインコート韮崎(韮崎市本町1−1−20)、HPはこちら
 部屋:シングル8室(バス・トイレ共同)
 宿泊料:朝食バイキング付き4,500円

ガレージマグロから車で15分、バストイレ共同ですがお値打ちです。飲んで騒いであとは寝るだけ、イビキも気にする必要ないし、というかたに向いているかとw
 
プランB:
 清泉寮(山梨県北杜市高根町清里3545)、HPはこちら
 部屋:洋室ツインルーム + 暖炉付きリビングのスイート1部屋
 宿泊料:朝食付き12,900円

ガレージマグロから車で10分、ややお高いですがマグロさん曰く最高のロケーションでクロカンにも最適!だそうです。シングルは取れませんでしたがツインルームとリビングのスイートで4人まで宿泊できます。

★今回のご相談

宿の割り当てを決めておきたく、プランA(ルートイン)とプランB(清泉寮)から希望の宿をお知らせ下さい。

残念ながらファンダンゴさんが仕事の都合で参加できなくなってしまったため、宿泊が確定しているメンバーは現在8人で、このままであればプランAだけでも吸収可能です。プランBは3人〜4人で相部屋ですが、清里の中でもベストロケーションとのことですので、希望者がいれば、あるいは追加で参加希望者がいればプランB併用を考えようと思います。

希望がバッティングしたらくじ引き、もしくは追加の部屋を探してみることにします。みくたはどちらでもOKなので人気のない方にしようかなw

できればこの週末の間にご回答下さい。よろしくお願いいたします!



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オイルポンプ取り付け

昨日はリフターのクリアランスがわずかではあるものの拡大傾向にあることで気落ちして、つい弱気な記事を書いてしまいました。それで思い出したんですが、最近読んだミニ関係のブログ(こちら)に、力強い言葉があったんですよね。

曰く・・・

弱いとこを直せば
また弱いとこに負荷がかかり、
故障箇所が増えていくって言いますが…。

まぁ、わたしに言わせてもらえば…。

故障がなに!?(爆)

直せばいい話でしょ!?
ど~~ん。


・・・なんと前向きなw
このかた女性ですよ、男前ですよねw

僕も見習って・・・、

過去にはクリアランスが0.55mmまで広がったことがあると思えば、0.04mmが0.07mmまで広がったって大したことないし。まー半年ごとに健康診断すればいいってことじゃん。次にOHするときはミッション組み替えよっかなーw

ってな感じで、がんばって生きますw

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1300cc用の大容量ポンプ取り付け編です。

オイルポンプはカムシャフトの軸で駆動されるのでカムシャフトのクラッチ側の壁に取り付けられてますが、ここにアクセスするためにはクラッチ外してクラッチハウジングまで外す必要があるんですよね。

今回の作業に取りかかる前に、プリンミニさんにエンジン下ろすべきですかと相談したんですが、工賃を抑えるために車載状態でやっちゃいましょうと返されてしまいました。結構大変な作業だと思うんですが、この人も男前ですよね。

実際の作業内容ですが、ポンプをポン付けして完了!というわけにはいかなくて、1300cc用のオイルポンプを1000cc用ブロックに取り付けるためには専用のスペーサーが必要で、しかもブロック側にネジ穴を切って固定しなければならなかったのでした。

しかも、クラッチハウジングが完全に取り外せるとブロック手前に作業スペースができるはずだったんですが、クランクシャフトの出っ張りが大きくてクラッチハウジングが取り外せず、ハウジングをずらした状態で作業することになってしまったのでした。かなり大変な作業です。ドリルを押し当てるスペースすら手前に無いわけですが、どうやって対処したかというと・・・

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ジャーンw 横向きドリル〜!w
こんなツールが世の中にあるんですねw

・・・きっとこのために購入したに違いない(涙)。

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余計な所に傷を付けないようテープで穴周辺を保護し、切り子がエンジン内部に入らないようにシートで養生しながら切削していきます。

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穴開け完了。

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スペーサーを介して1300cc用の大容量ポンプを取り付けた状態。

ちなみにこれは1室あたり2.6ccのタイプです。

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リフターの一件があったので、メトロターボ用の一番デカイやつを付けてくれと頼んだ結果、また交換です。

左からメトロターボ用大容量オイルポンプ(1室あたり3.5cc)、1000ccブロック用スペーサー、そして強化型シールです。シールはスペーサーの裏表両面に使うので2枚必要で、大容量=それなりに圧力上昇するため、確実にシールするために強化型を選んでます。

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無事・・・ではなく予想外にかなり時間がかかったと思いますがw、取り付け完了です。

オイルポンプの径も厚さも増してますが、クラッチハウジングには2mmほど余裕があったそうです。それにしても、機能を担う形ってのは美しいですね。

オイルポンプ上方のエンジンブロック壁面に大穴があいて緑色のクーラントが見えてしまってますがw、それが今回の最終ネタです。詳細は次回!



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リフターの摩耗チェック

冷却系の強化で入院しているついでに、リフターの摩耗のチェックをしてもらいました。

2年前のお盆休みにエンジンブローしまして、原因はリフターの異常摩耗による破断でした(こちら)。その時にエンジンをOHしましたが、半年後にチェックしてみたところ症状が再発していたために再度エンジンをOHして対策しました。
果たして、今回のチェックで悪夢が断ち切れるでしょうかw

最も最近のOHではJUNオートワークスさんでリフターのスリーブを打ち直し、クリアランスを0.04mmで揃えていただきました(こちら)。今回の計測でそのクリアランスがどれだけ変化しているのかが勝負の分かれ道ですが、・・・怖いなあw

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こちらがOH後に約9ヶ月にわたってぶん回した後のリフター達。

前回のようなヒドイ縦傷はなかったですが、黒い硬化処理皮膜の摩耗による消失が一般的なエンジンに比べると多いような。

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しかも前回破断した7番8番に向かって硬化処理層の消失が酷くなってますね。
寸法的には8番のみ直径で0.01mm減少していました。

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スリーブ側の状態です。写真の右端が1番、左端が4番です。

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右端が5番、左端が8番ですが・・・、8番の上端の摩耗が酷いように見えます。

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実際に寸法測定していただきました。

その結果、スリーブ側は6番が0.01mm、7番と8番が0.02mm径が大きくなっていました。
と言うことは、リフター側の摩耗と合わせると、初期のクリアランス0.04mmに対して、6番が0.05mm、7番が0.06mm、8番が0.07mmまで広がったという結果になります。

ちなみにノーマルエンジンのクリアランスが0.06mm、1年前に潤滑不良で半年走った後のクリアランスが最大で0.24mm、半年前に潤滑を改善してリフターを新品に交換して3ヶ月走った後が最大で0.30mm、そして2年前に破断したときは0.55mmまで広がっていました。

それらと比べればまだまだ正常の範囲と言えなくもないですが、前回摩耗が酷かった7番8番のクリアランスが拡大しているという事実は見逃すわけにはいきません。

7番8番のリフターの摩耗が酷くなる原因の一つにオイルの供給不良が考えられます。
オイルポンプから送り出されたオイルはエレメントを通った後、クランクシャフト、カムシャフトを潤滑して、最後にエンジン最上部のシリンダーヘッドへと送り込まれ、1番と2番のロッカーアームの間にあるポストを通ってロッカーアームのシャフト内部に送り込まれて各ロッカーアームを潤滑しつつロッカーカバー内部に撒き散らされ、ヘッドからオイルパンに落ちる際にリフター部分を潤滑するようになってます。そして、7番8番のロッカーアームはオイルの入り口から最も遠い位置にあるので、ここまで届くオイルの量が少なくなっている可能性があり、その結果としてその下にある7番8番リフターに落ちるオイルの量が少なくなっている可能性があります。

もちろん前回OHした際にこの可能性についてはきちんと考察し、オイルポンプは1000cc用の強化型を選び、リリーフバルブはノーマルの4kg/cm2から6kg/cm2に強化し、オイルは化学合成のフルエステル系であるA.S.H.のFSEを選び、さらには慣らし終了後に各リフターにオイルがきちんと行き渡ることまでをも確認しました。
しかし・・・、高回転時なのかドライスタート時なのかよくは分かりませんが、摩耗してしまう状況があったことは間違いないようです。

この問題に対するさらなる対策というとオイルポンプの強化とオイルの粘度変更くらいしか思いつきませんが、オイルの粘度を変えるのは危険なんですよね。ヘッドに回る量を確保するならばオイル粘度は低い方が良いですが、ドライスタート時のダメージを減らすならば粘度は高い方が良いので、判断を誤ると逆効果になりかねないんです。まあ、フルエステル系でドライスタートには強そうなので、粘度を下げてみるという手はあるかもしれません。

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オイルポンプは大容量タイプに換えることにしました。

右からこれまで使ってきた1000cc用強化タイプ、1300cc用強化タイプ、そして1300ccメトロターボ用です。ローターの径と高さが順番に大きくなってますね。

IMG_3067.jpg

仮組みして1室あたりの容量を実測していただきました。

1000cc用強化タイプが2.4cc、1300cc用強化タイプが2.6cc、そして1300ccメトロターボ用が3.5ccでした。迷うことなく1300ccメトロターボ用を選択ですよねw

7番8番リフターの摩耗が激しい理由としてもう一つ可能性がありまして、何かと言うと4番シリンダーヘッドの温度が高くなるということがあります。これはミニのエンジンの構造上やむを得ないんですが、この問題に対しても偶然ではありますが今回対策予定です。詳細はまた後日。



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夏の清里合宿のご案内その2

ここしばらくのことですが、にほんブログ村のMiniカテゴリーでのランキングが4位まで上がってまして、ちょっと経験したことのない順位にややびびってますw
インカウントで280、アウトカウントで880だとか・・・、過去に出たことのない数字が出ているんですよね。ありがたいことですが何の記事がウケたのかよく分かってないのがアマチュアブロガーの痛い所ですw

ひょっとして皆さん、清里合宿の案内を見てくれているんでしょうか? 興味持っていただけてるんでしたら一度参加してみてくださいな。

そんな清里合宿のご案内その2、現段階の参加者と宿その他のご案内です。

P1010273_20120721233406.jpg

★本日(7/21)段階で参加確定している方々

 テレスコさん(誰かのミニに同乗)
 プリンミニさん
 ファンダンゴさん
 うったさん
 kentaさん
 大川さん(誰かのミニに同乗)
 みくた

★お仕事その他の様子を見ながら思案中の方々

 英Ω鉄さん
 まつとしさん

急な案内にもかかわらず前向きのお返事をたくさん頂き感謝してます。宿は余裕を持って確保できてまして、8/1までキャンセルができますので、思案中の方々もギリギリまで悩んでぜひご参加下さい。

★宿のご案内

プランA:
 ホテルルートインコート韮崎(韮崎市本町1−1−20)、HPはこちら
 部屋:シングル8室(バス・トイレ共同)
 宿泊料:朝食バイキング付き4,500円

ガレージマグロから車で15分、バストイレ共同ですがお値打ちです。飲んで騒いであとは寝るだけ、イビキも気にする必要ないし、というかたに向いているかとw
 
プランB:
 清泉寮(山梨県北杜市高根町清里3545)、HPはこちら
 部屋:洋室ツインルーム + 暖炉付きリビングのスイート1部屋
 宿泊料:朝食付き12,900円

ガレージマグロから車で10分、ややお高いですがマグロさん曰く最高のロケーションでクロカンにも最適!だそうです。シングルは取れませんでしたがツインルームとリビングのスイートで4人まで宿泊できます。

プランC:
マグロさんのお友達のペンション。基本的にツインですが、人数が多い場合にいつでも確保できるようにして頂いています。最初からここでもいいかも!?
 
お値打ちな個室かベストロケーションのスイートか、参加人数と各参加者の好みで最終的に絞り込む予定です。一週間前くらいの段階で部屋割りしますので、どちらにするか考えておいて下さいw

★その他の連絡事項
マグロさんのご協力で魅力的なアイテムが集まってきてますw

1)マグロさんがBBQ用にイノシシ肉をゲットしてくれました。感謝です!

2)二日目の八ヶ岳横断道の観光スポットとして以下を考えてます。
・サンメドウズ清里(こちら
・甲斐大泉温泉パノラマの湯(こちら
・サントリー白州蒸留所(こちら

悩み中の方々も、上記リンクをチェックして頂いた上でぜひ前向きにご検討下さいw



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プロフィール

みくた

Author:みくた
運動神経のなさを経験値でカバーしようと企むAround 40です。
これまでランエボでのサーキット走行にハマり、最近はClassic MINIに惚れ込んでます。Mini1000、1300キャブクーパーとおんぼろミニを乗り継いで、Austin Mini Mk1 に辿り着きました。レストア、トラブル対策とのんびりドライブを楽しんでます。
よろしくお願いします。

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