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PECS試してみました

今回のエンジン大改装はエンジンのオーバーホールも兼ねておりまして、チューニングの前にブロックの修正ボーリング、ピストンリングの交換、さらにはメタル類も総交換しています。そんなわけで新品の部品同士を馴染ませるために入念な慣らし運転が必要になります。

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ちなみに上の写真は5年前にオーバーホールした際のもので、最初の500kmを上限3000rpmで走った後にドレンのマグネットに付いた金属粉の状態です。いわゆる「サボテン状態」ですねw この後、回転を少しずつ上げながら500km毎にオイル交換しましたが、結局3000kmを越えても金属粉は出続けた記憶があります。

オーバーホール直後には何故金属粉が大量に出るのか? いや、オーバーホール直後じゃなくてもミニだったらいつでもかなりの量の金属粉が出続けたりしますがそれはまた別の話としてw

新車の時とかオーバーホール直後など、つまり新品の部品を組み合わせてエンジンを組んだ直後は、部品同士が馴染んでいない状態で組み合っているため、お互いに擦り合いつつ最適なクリアランスに向かって摩耗しながら馴染んでいきます。

最も削れるのはピストンリング、特にセカンドリングでしょうか。セカンドリングはシリンダー壁と早く馴染んで気密を確保出来るよう、削れやすいようにあえて先端を尖らせたような断面形状をしているため、慣らし運転初期に盛大に削れます。その次に削れるのはクランクシャフトのメインベアリングでしょうね。先日の記事でもご紹介したように、クランクシャフトの軸受けの位置関係が直線になっていない場合には更に激しく摩耗が進行します。

そんなわけで慣らし運転の初期には上の写真のように金属粉が出るのが当たり前・・・と思ってました。ええ、これまでは。

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上の写真は今回慣らし運転として埼玉~愛知間を往復し660kmを走破した後にオイル交換した際のドレンの状態ですが・・・想定外にキレイなんですよね~、ちょっとびっくりしました。

おそらくですが、ラインボーリングし直してクランクシャフトの軸受けの位置関係をガッツリ直線にしたことでクランクのメインメタルの支持状態が均一化できたのが相当に効いているのではないかと考えてます。

そしてもう一つ理由がありましてw

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今回こちらのパーツを試してみました。

Power up and Economic Clean System、略してPECSと名付けられた磁力式のオイルエレメントで、八王子のキャメルオートさんで取り扱われています(こちら)。

機械部品の摩耗のメカニズムとして以下のような流れがあります(キャメルオートさんのブログからの抜粋です)。

組み合わさった金属部品同士が接触すると接触した部分の表面で破壊が起きて金属の粒子が発生します。この最初に発生する粒子を「一次粒子」と呼びますが、その粒子のうち粒径25um以上の大きいものはオイルエレメントのフィルターに捕集されますが、25um未満の小さな粒子はフィルターの目をくぐり抜けてオイルの流れに乗ってエンジン内部を循環し続け、その粒子自体が部品間に入り込むことで研磨剤のように働いて更なる摩耗を引き起こし、さらに金属粒子を発生させます。一次粒子による研磨によって発生した粒子を二次粒子と呼び、それが更に三次粒子を発生させ・・・というサイクルで摩耗が加速していきます。

また「摩耗が増える」=「部品間の接触が増える」であるため、その際に生じる熱量が増えることによって油温が上昇し、更には「摩耗によって生じる金属粒子」=「活性な金属表面」が増えるために金属表面の触媒作用によりオイルの酸化劣化も加速されます。油温が上がり酸化が加速してオイルが劣化することで更に部品間の接触が増えて摩耗が増え・・・てな感じで更に悪循環に陥るわけですね。

PECSは、これまで捕集されずに放置されてきた一次粒子の中の小さな粒子までを磁力の力で強制的に捕集することによって2次以降の磨耗を防ぎ、かつオイルの劣化を抑制して良好な潤滑状態を維持することで磨耗劣化をさらに抑制しようというものです。
ドレンプラグに付いているマグネット自体が同じ発想なんですが、広いオイルパンの中で金属粉が近くに寄ってくれるのを待たざるを得ないドレンプラグのマグネットに対し、オイルが流れる経路にマグネットを設置することでより効率的に徹底的に金属粉を除去しようと、そういう狙いのパーツです。

キャメルオートさんのブログではオイルエレメント本体と交換するタイプのものが主流になってますが、僕は今回あえて上の写真のように通常のオイルエレメントの中に入れる小さなタイプのものを選んでみました。その理由は「従来の紙フィルターを通り抜ける微細な一次粒子ってどれくらいあるんだろうか?」という興味があったためです。

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小さなタイプのPECSは、上の写真(キャメルオートさんのHPから拝借しました)のようにまずオイルエレメントの取り付け基部にセットしてからオイルエレメントを被せて取り付けます。つまり、従来のオイルエレメント内部のオイル通路に入れて使うことでフィルターを通過してきた後のオイルからフィルターをくぐり抜けてきた金属粉を捕集してくれるはずですので、どれくらいの量の金属粉がフィルターを抜けてくるのか、そしてどれだけ効率的にそれらを捕まえられるのか・・・を見れるはずなんですよね。

付け加えるならば、チューニングなどというリスキーな行為にいそしんでいる身としては、部品変更に伴うリスク増大は可能な限り避けたい・・・もっと平たく言うと、フィルターを取り外してしまうのはやや不安で、フィルターを残してマグネット追加ならば安心、という思いもちょっとだけありました。
ちなみに銅やアルミや真鍮などの非磁性の金属は磁石にくっつきませんが、摩耗して削れる際に帯電するためPECSで捕集可能です。そういった金属に関しては問題ないのですが、エアフィルター無しで公道からサーキットまでガンガン走っている身としては砂とか埃が心配だったりするのでしたw

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オーバーホール直後の上限4000rpmでの660kmのドライブ後にどれだけの金属粉がフィルターを通り抜けてきていたのか? 昨夜SVにてその答えが出たようです。

上の写真なんですけどね、取り外したPECSをウエスでぬぐってみると粘土のような微細な金属粉がべっとりと(汗)・・・普通ならばこの量の金属粉がオイルの流れに乗ってエンジン内を巡って更なる摩耗を引き起こしていたのかと思うとゾッとしますね。いいもんが出来たなあと、そしてこのタイミングで使うことが出来てラッキーだったなあと、そう思ったのでした。

ちなみに僕自身はこれまでもマグネットフィルター(オイルエレメントの外側に貼り付けるタイプのマグネット、過去記事としてはこちらとかこちらなど)を使ってました。これでもPECSとほぼ同じ効果は得られると思いますが、PECSの方がオイル通路内部に設置できるので金属粉の捕集効果が高いこと、オイルエレメント交換の際にマグネットを剥がそうとして爪を剥がしそうになるリスクが低いこと、そして何よりも捕集した金属粉を目視確認しながら「こんなに取れちゃったもんね、へっへっへ」とほくそ笑むことが出来るという、何にも代えがたい前向きな楽しみ方が出来るというのが魅力ですw


PS. 本日のセッティング進捗ですが、アクセル開度100%で8000rpmまでのセッティングが完了したとのことです。P師から頂いたインプレとしては「怖いよ」とw 楽しみですが日曜日はたぶん雨ですよね、ヤバイですw


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赤ミニとの再会 後編

週末を利用した愛知〜埼玉往復の慣らし運転を兼ねた大冒険記、後編です。

ほぼ徹夜で迎えた土曜日は夕方には全ての家事を終えてサクッと床につきました。最近寝付きが悪いのですが、この時ばかりは瞬殺でしたねw

そして明くる日曜日は朝8時に起きて親分と朝食をとり、9時前に家を出ました。

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天気はあいにくの雨模様でしたが屋根のあるガレージって素晴らしいw ミニと一緒に住みたくなりますw

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上限4000rpm、メーター読み45マイル/hr・・・たぶん実速で95km/hrくらい?wを維持して東へとひた走りました。第2東名はアベレージスピードが高いのであえて旧東名を選び、久しぶりに連続する緩やかなカーブに身を任せつつロングドライブを楽しみました。

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ほぼ中間地点の富士川SAに11時半頃到着しました。休憩を兼ねて少し早めの昼食です。

この日の夕食には船橋のMさんとご一緒することが決まっていたため昼食は軽く済ませようと考えていたのですが、お昼に富士川SAを選択したこと自体が間違いだったようですw

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どうしても美味しそうなのを選んじゃいますよね・・・特選マグロ丼です。しかもカニ汁付きw
もちろん大変に美味しかったですw

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念のために給油も済ませて後半の旅路につきました。首都高の渋滞もほとんど無く快調に走れたのですが、トラブルフリーというわけにはいきませんでした。首都高にはやはり魔物が棲んでいるようですw

山手トンネルに入った後でふと燃料計を見たら針が振り切れる程にゼロになってました。

え〜?燃料空っぽ? どうするよ俺、路肩すら無いこんなトンネルの中で止まったら大渋滞起こしちゃうよ?と焦りまくりましたが、以前もこんな事があったなあと思いだし、念のためにウィンカーを着けてみたところ反応無しw

ウィンカーと燃料計は共通の電源系ですから、そのどこかがショートしてヒューズが飛んだんでしょうね。さっき給油したし大丈夫大丈夫、と自分に言い聞かせつつドライブを続けたのでした。普通の感性ならばウィンカーが機能しない状態で首都高を走ること自体が大問題なのですが、ミニに乗っていると冷静な判断力と強いハートが養われますねw

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午後2時を少し過ぎた頃にSVに到着!

いろんな方々が赤ミニの到着を待っていてくれたようです。・・・なんか何処かでお目にかかったことのあるスーパー親子さんもいらっしゃいましたよw みんなで赤ミニのエンジンルームをのぞき込みながらメカ談義させて頂きました。貴重な情報をありがとうございました!

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そしててれすこ画伯と新しい家族であるアポロ君が到着!モッフモフですw

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てれすこさんの膝の上でジタバタするアポロ君w 既に相当にデカイですがこれでもまだまだ子犬ですw

サモエドという種類のシベリア原産の種のようで、こんなにでっかくてもスピッツのお仲間だそうです。シベリアではソリとか引っ張っているようですよ、でっかくなるんだろうなあw

ちなみに僕は「寒江戸」と記憶しました。グーグルで「さむえど」と入力するとちゃんと検索出来ますよw

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3時過ぎにはSVを後にして亀戸に向かいました。Mさんとご一緒するならば目的地はやはりここでしょう、ホルモン吉田さんですw

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「肉力」って何だ?w でもなんとなく気持ちは分かりますw

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極厚の塩タンと透き通るようなミノ。素晴らしいですw

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こちらはレンガ(ハラミのブロック)とリブ芯です。美しいですw てな感じで今回もMさんの焼き技に身を任せて素晴らしい時間を過ごさせて頂きました。「親分さんにどうぞ」と頂いた船橋の葛餅は親分と一緒に美味しく頂きました、ありがとうございました!

そんな感じで2日間で660kmを走覇した週末でした。大変でしたが夢のように楽しかったです。

現実世界では厳しい仕事に追いまくられておりますが、時折P師から届くメールや写真に心癒されておりますw
今日も熱いメールを頂きました。曰く、

「本日はアクセル開度100パーセントにて3000回転から6500回転までセッティングしました」
「表現が乏しくて申し訳ないのですが・・・速いですw」
「6500回転までで全てのアクセル開度で今までを確実に上回っているのですが」
「この仕様は6500回転からが本領発揮ですよね?」
「そう考えるとこの1000ccは反則ですよw」
「あと全開走行時に感じたこととしては、以前に比べて音が凄くキレイでカッコイイですw」

そそりますよねw、慣らし運転ではアクセル開度10%未満でも十分扱いやすかったのですが・・・100%かあ、どんな世界なんだろうなと今から楽しみでなりません。

早く週末が来ますように・・・できれば雨降りませんようにw



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赤ミニと再会

先週は北海道では46レーシングさんが完成した動画がアップされ(こちら)、千葉のカーセール青木さんの所では三和トレーディングさんの38号車をシャシダイにかけつつセットアップしている動画(こちら)がアップされました。

いよいよシーズンが始まるなあとウキウキしつつも、ライバル達の完成度の高さを拝見して自分の赤ミニのことが気になって気になってしょうがないというのが正直なところだったりしますw

そんなわけで・・・、

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SVに突撃訪問してきましたw

金曜日に勤務を終えて帰宅し、自宅に荷物を放り出してそのまま電車に飛び乗り、新幹線と筑波エキスプレスを乗り継いでSVに到着したのが夜の9時半頃かな、社会人としてどうよという時間帯ですよね(汗)しかも三郷中央駅に迎えに来てくれたのがP師ではなく何故か船橋のMさんだったりしたので余計に恐縮したり(大汗)

・・・しかし何故金曜日の深夜に船橋のMさんはSVに入り浸っているのだろうかw



とりあえず動画を撮ってみました。名付けて「エンジン始動の儀」ですw
動画を見て頂ければご理解頂けると思うのですが、まあなんと普通にエンジンがかかるんでしょうかw これでもかつて無いレベルまでフルチューンしてるんですけどね・・・やっぱりブロックの精度確保の効果は絶大なのかもしれません。

3人でSVにて一休みした後、僕が運転、P師は助手席でコンピューターとにらめっこしながら基本的なセッティングを仕上げました。

昨年に点火系をフルコン化しましたが、仕様をちょっといじっただけ、例えばブローバイの取り出し口を追加しただけでベストなセッティングが変わるほど敏感なんですよね。そんなわけで今回の大改装の結果、今までのセッティングがまるで役に立たなくなってしまったので同乗して共同作業でセットアップしたのでした。しかし金曜日の深夜に何故に慌ててそんなことをしなければならなかったかというと・・・、

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そのまま愛知県まで慣らし運転を兼ねて一時帰宅するためでしたw

SVを出たのが11時くらいかな、順調にいけば4時くらいには帰宅出来るはずだったのですが、音羽蒲郡から岡崎までの区間で臨時工事のために車線規制が入りまして、豊川辺りからの大渋滞に巻き込まれました。おかげで帰宅したのは6時前頃、ヒーターが効かなかったので凍えきった身体を温めるために風呂に飛び込んで一息ついたのが7時頃かな・・・既に朝やんけw

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それにしてもこのガレージに赤ミニが収まる日が来ようとは・・・ミニ小っちゃいのでたくさん荷物が置けそうですね。とりあえずは2柱リフトかな←

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よく見るとオイル漏れ発見!あーあw

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近所のガソリンスタンドで給油しましたが場違いな感じが半端ないw

これまで住んでいた箱根エリアは趣味車が多くてどんな車が走っていても不思議じゃないという懐の深さがありましたが、三河の平野部の住宅街ではどう見ても似つかわしくない感じですw

それはともかくとして土曜日は半分徹夜状態で疲れ切っていたのでサクサクと家事をこなして早めに布団に入って爆睡しました。何故かというと・・・もちろん週末のうちに赤ミニをSVに戻すためなんですよね。慣らし運転の距離を稼ぐためとは言え何とか動くレベルの状態で拉致してきてしまったので、あと一週間でレースが出来る状態まで仕上げて頂かないとイカンのですよw

そんなわけで日曜日は大冒険の後編に突入したのでした。続きます!w


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2015春の大改装〜エンジンブロック加工その4

エンジンブロック加工の最終編です。加工が終わったブロックの状態をざっとレビューしようと思います。

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リセス加工も無事完了。

当初はP師自らがドリルの先に砥石を付けて削ると言い張っていたのですが、削る量のあまりの多さと困難さにふと我に返り、専門の業者のNC加工に委ねたといういわく付き、いや伝説付きの箇所ですw

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エッジ部分にはRを付けました。異常燃焼の起点になるのを防ぐ狙いです。

彫り込みの深さは4mm、最小限の深さになるよう慎重に決めました。その理由はまた後日w

あ、ついでに11スタッド加工も済ませています。

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今回この測定のためにP師が新調した巨大なデジタルノギスw

ヘッド面がクランクシャフト軸と平行になっていることを確認するために、クランクシャフトの軸受けからヘッド面までの長さを測定しました。

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ブロックのフロント側(ウォーターポンプ側、#1軸受け側)が193.59mm。

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そしてブロックのリア側(クラッチ側、#3軸受け側)が193.59mm。パーフェクトです!w

ダミークランクまで使って加工したので当たり前と言えば当たり前なのですが、実測して確認しないことには気が済まない困った客なのです。つきあってくれたP師に感謝ですw

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#1軸受けのブロック側。

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#2軸受けのブロック側。

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そして#3軸受けのブロック側。美しいです。精度はたぶん、いやもちろん高いはずですw

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メインベアリングのキャップ3つです。

これまでにご紹介したように、ラインボーリングというのは軸受け部分を削り直して軸受けの位置関係を一直線に揃える加工ですが、軸受けの穴自体は大きくするわけではないんですよ。とするとどこを削るのか不思議に思った方も居るのではないでしょうか。

実はまずこのキャップの脚の部分を研磨して少し寸を詰め、縦方向に小さくなった軸受けの穴に対してボーリングするんですよ。そうしないと同じ大きさの穴にならないですからね。
1300cc用ブロックであれば強化型のメインキャップというものも存在してますので、迷わずそちらを採用すれば良いかと思います。1000ccは残念ながら選択肢が無いのでこのようにノーマルを加工して利用することになります。

ところで、クランクシャフト軸はこうやって修正加工できますが・・・ん?じゃあシリンダーの修正ボーリングってどうやってやったんだ?と疑問に思った方って居なかったでしょうか?

誰からもツッコミがなかったので黙っていようかとも思いましたがw、シリンダーの場合は寸を詰めることは物理的に出来ませんから単純に穴を大きくするしか手はありません。ということはつまり、オーバーサイズのピストンを使って若干ボアアップしています。ふっふっふw

えーっと、これもまた詳細は後日w

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赤ミニの鬼門だったリフター穴も良い状態を維持出来てました。

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クロスハッチもバッチリ残っています。

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カムに押されてリフターが片当たりしやすい下側も問題無し。

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ホーニング処理されたシリンダーも美しいです。

てな感じでエンジンブロックの加工は無事に完了しました。やりたいことをやり尽くした感じですが、もちろんこれは今回のチューニングの土台に過ぎません。この土台の上にどんなチューニングを積み重ねていくのかがメインディッシュとなりますが、そのご紹介もまた後日と言うことでw

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現実世界ではP師の不眠不休の頑張りのおかげでエンジン搭載まで完了し、本日の段階で圧縮圧力の確認まで終了しました。ほぼ狙い通りの値で満足しています。あとは吸気系をセットアップすれば火が入ることでしょう。

残る段取りとしては燃料および点火系の仮セットアップ、慣らし運転、そして本セットアップとなりますが・・・3/1の本番までギリギリですねw 楽しみです!



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ちょっとした贅沢その2

ちょっとした贅沢も2つ連続すればかなり贅沢になるなと思いつつも手を出さざるをえなかったアイテムのご紹介です。本日、いくつもの障害(?)を強行突破して実行実現してきましたw

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どうしても手を出さざるをえなかったアイテムとは、「カナダビーフ」さん(こちら)が扱っているこちらのお肉なんですが、

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まさかの「ポーターハウス」w

MRRCのステッカーには「Classic Mini and Porterhouse」の文字が刻まれておりますが、まさにそのポーターハウスです。「上質な肉」の意味があり、ステーキの世界ではTボーンステーキ、すなわちTの字形の骨を挟んでサーロインとフィレの両方を含むカットのことで、そのTボーンステーキの中でもフィレ肉が全体の3割以上を占めるように選んでカットしたもののみにポーターハウスの名前が与えられます。

日本でも普通に通販でポーターハウスが買えるようになるとは・・・しかも600gという嬉しいサイズです。これで厚さが1.5倍あればピーター・ルーガーのあの伝説の2人前(Steak for twoで約1kg、過去記事はこちら)と同等になるのですが、いや今は手に入るようになったことをまずは喜びたいですw

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お肉は土曜日のお昼頃に宅配便で到着しました。冷凍された状態で送られてきたため調理の前に解凍する必要があります。それに際しては、ちょっと目を離している間にうちの親分がストーブの前に置こうとするという最初のトラップがありましたが、慌てて止めて氷水に漬け込みました。

凍ったお肉を解凍する時は冷蔵庫で時間をかけて溶かすか、あるいはこのように袋に入れたまま氷水に漬け込んで溶かします。0℃に近い状態で解凍することで肉の表面に雑菌が繁殖することを防ぎつつ、熱容量の大きい氷水に漬けることで冷蔵庫に入れるよりも早く解凍することが出来ます。0℃で氷→水の相転移をさせることで細胞壁のダメージを防ぐことが出来るとも聞いたことがありますがこれは真偽不明です。

今回は週末のうちに食べるためにも迷わず氷点解凍を選びました。それでも分厚い肉の塊を中心まで溶かすためには一晩かかるんですけどね、でも美味しく食べるためには手を抜かずにやりますともw

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そんな感じで土曜日から仕込み、日曜日は半日かけて室温に戻すという工程をいそいそと進めていたのですが、そんな時に限って実家の両親の襲撃がありまして「野菜を食べなかん(名古屋弁)」とのことでお好み焼きの材料をしかも後は焼くだけの状態までミックスして大量に差し入れてくれたのでした。第2のトラップですよ、愛の暴力とも言います。

お好み焼き大好きですよ。でも日曜日の夕食で肉を食べるためにどれだけの情熱を持って慎重かつ丁寧に準備してきたかを両親は知らないんですよね(涙)

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まーきっちり頂きましたけどねw 胃袋は根性ありますからw

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お好み焼きを頂いた後でいよいよ肉を焼く準備です。

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なんとなくアフリカ大陸を思わせる迫力がありますw

左右逆に置いてしまいましたが、真ん中の骨を挟んで左がサーロイン、右がフィレになります。フィレの大きさが正しくポーターハウス・カットであることを示してます。

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余分な脂をカットしました・・・我が家のフライパンに収めるために(汗)

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いつもの如く塩胡椒して強火で焼いてワインでフランベです。

この家でファイヤーするのは初めてでしたが、家中が煙で真っ白になりましたw

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ちょっとウェルダンですが親分も食べるのでやむなしです。肉汁が豊富でフィレが柔らかくて美味しかったです。宅飲みならぬ宅肉(?)なので人目を気にせず最後は骨にかぶりついて食べることができました。

もう一枚あるのでまた焼こうw



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プロフィール

みくた

Author:みくた
運動神経のなさを経験値でカバーしようと企むAround 40です。
これまでランエボでのサーキット走行にハマり、最近はClassic MINIに惚れ込んでます。Mini1000、1300キャブクーパーとおんぼろミニを乗り継いで、Austin Mini Mk1 に辿り着きました。レストア、トラブル対策とのんびりドライブを楽しんでます。
よろしくお願いします。

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