FC2ブログ

リフターの摩耗チェック

冷却系の強化で入院しているついでに、リフターの摩耗のチェックをしてもらいました。

2年前のお盆休みにエンジンブローしまして、原因はリフターの異常摩耗による破断でした(こちら)。その時にエンジンをOHしましたが、半年後にチェックしてみたところ症状が再発していたために再度エンジンをOHして対策しました。
果たして、今回のチェックで悪夢が断ち切れるでしょうかw

最も最近のOHではJUNオートワークスさんでリフターのスリーブを打ち直し、クリアランスを0.04mmで揃えていただきました(こちら)。今回の計測でそのクリアランスがどれだけ変化しているのかが勝負の分かれ道ですが、・・・怖いなあw

t01.jpg

こちらがOH後に約9ヶ月にわたってぶん回した後のリフター達。

前回のようなヒドイ縦傷はなかったですが、黒い硬化処理皮膜の摩耗による消失が一般的なエンジンに比べると多いような。

t02.jpg

しかも前回破断した7番8番に向かって硬化処理層の消失が酷くなってますね。
寸法的には8番のみ直径で0.01mm減少していました。

t03.jpg

スリーブ側の状態です。写真の右端が1番、左端が4番です。

t04.jpg

右端が5番、左端が8番ですが・・・、8番の上端の摩耗が酷いように見えます。

t05.jpg

実際に寸法測定していただきました。

その結果、スリーブ側は6番が0.01mm、7番と8番が0.02mm径が大きくなっていました。
と言うことは、リフター側の摩耗と合わせると、初期のクリアランス0.04mmに対して、6番が0.05mm、7番が0.06mm、8番が0.07mmまで広がったという結果になります。

ちなみにノーマルエンジンのクリアランスが0.06mm、1年前に潤滑不良で半年走った後のクリアランスが最大で0.24mm、半年前に潤滑を改善してリフターを新品に交換して3ヶ月走った後が最大で0.30mm、そして2年前に破断したときは0.55mmまで広がっていました。

それらと比べればまだまだ正常の範囲と言えなくもないですが、前回摩耗が酷かった7番8番のクリアランスが拡大しているという事実は見逃すわけにはいきません。

7番8番のリフターの摩耗が酷くなる原因の一つにオイルの供給不良が考えられます。
オイルポンプから送り出されたオイルはエレメントを通った後、クランクシャフト、カムシャフトを潤滑して、最後にエンジン最上部のシリンダーヘッドへと送り込まれ、1番と2番のロッカーアームの間にあるポストを通ってロッカーアームのシャフト内部に送り込まれて各ロッカーアームを潤滑しつつロッカーカバー内部に撒き散らされ、ヘッドからオイルパンに落ちる際にリフター部分を潤滑するようになってます。そして、7番8番のロッカーアームはオイルの入り口から最も遠い位置にあるので、ここまで届くオイルの量が少なくなっている可能性があり、その結果としてその下にある7番8番リフターに落ちるオイルの量が少なくなっている可能性があります。

もちろん前回OHした際にこの可能性についてはきちんと考察し、オイルポンプは1000cc用の強化型を選び、リリーフバルブはノーマルの4kg/cm2から6kg/cm2に強化し、オイルは化学合成のフルエステル系であるA.S.H.のFSEを選び、さらには慣らし終了後に各リフターにオイルがきちんと行き渡ることまでをも確認しました。
しかし・・・、高回転時なのかドライスタート時なのかよくは分かりませんが、摩耗してしまう状況があったことは間違いないようです。

この問題に対するさらなる対策というとオイルポンプの強化とオイルの粘度変更くらいしか思いつきませんが、オイルの粘度を変えるのは危険なんですよね。ヘッドに回る量を確保するならばオイル粘度は低い方が良いですが、ドライスタート時のダメージを減らすならば粘度は高い方が良いので、判断を誤ると逆効果になりかねないんです。まあ、フルエステル系でドライスタートには強そうなので、粘度を下げてみるという手はあるかもしれません。

IMG_3080.jpg

オイルポンプは大容量タイプに換えることにしました。

右からこれまで使ってきた1000cc用強化タイプ、1300cc用強化タイプ、そして1300ccメトロターボ用です。ローターの径と高さが順番に大きくなってますね。

IMG_3067.jpg

仮組みして1室あたりの容量を実測していただきました。

1000cc用強化タイプが2.4cc、1300cc用強化タイプが2.6cc、そして1300ccメトロターボ用が3.5ccでした。迷うことなく1300ccメトロターボ用を選択ですよねw

7番8番リフターの摩耗が激しい理由としてもう一つ可能性がありまして、何かと言うと4番シリンダーヘッドの温度が高くなるということがあります。これはミニのエンジンの構造上やむを得ないんですが、この問題に対しても偶然ではありますが今回対策予定です。詳細はまた後日。



にほんブログ村 車ブログ MINI(ミニ)へ
にほんブログ村

日本ブログ村の車/Miniカテゴリーでランキング参加してますので、上のバナーをクリックお願いいたします。Mini関係のBlog満載ですのでリンクとしてもご利用下さい。

テーマ : 英国車ミニへの想い
ジャンル : 車・バイク

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

みくた

Author:みくた
運動神経のなさを経験値でカバーしようと企むAround 40です。
これまでランエボでのサーキット走行にハマり、最近はClassic MINIに惚れ込んでます。Mini1000、1300キャブクーパーとおんぼろミニを乗り継いで、Austin Mini Mk1 に辿り着きました。レストア、トラブル対策とのんびりドライブを楽しんでます。
よろしくお願いします。

にほんブログ村 車ブログ MINI(ミニ)へ
にほんブログ村

日本ブログ村のMiniカテゴリーでランキング参加してますので、上のバナーをクリックお願いいたします。
Mini関係のBlogが満載ですのでリンクとしてもご利用下さい。

にほんブログ村 車ブログ 旧車・絶版車へ
にほんブログ村

こちらは旧車カテゴリーです。

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

最新コメント
最新トラックバック
FC2カウンター
ブログ村 新着記事
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR