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冷却系強化大作戦その4

調子に乗ってその4です。今回はおまけ編ですw

先回の記事では、確実な冷却能を確保するためにはラジエターの容量や質のみならず相方となるファンの性能がかなり重要ということを我ながら改めて認識しました。

赤ミニは現在、樹脂製ファン+真鍮製3層コアラジエター(正確にはドゥ・トレーディングさんの真鍮チューブ、純銅フィンの3層コアのラジエター)の組合せで安心できる水温になっているので僕自身は満足していますが、更なる冷却が必要になった場合とか、Mk1のオリジナリティーに拘る場合等々、機能と両立させつつ様々なシチュエーションで使えるファンは何だろうか?を考えてみるのも面白いかな、と思ったりしたのでした。

IMG_2877.jpg

上の写真はアルミ製4層コアのラジエターを機械式ファンを取り外して電動ファンだけで使っている状態です。まあ今までの赤ミニの仕様ですがw ようやく当時の記憶が戻ってきたのですがw、アルミ製4層コアラジエターはその厚さ故に取り付けるだけで一苦労で、しかもプーリーとの間のスペースに余裕が無くて機械式ファンが取り付けられなかったのでした。

例えば、Mk1で更なる冷却性能が必要な場合の対策として、アルミ製4層コアのラジエターを使いつつ機械式ファンを用いるという手があり得るのか? 平たく言うと「この隙間に収められるファンってあるのだろうか?」という疑問がまずありますw

Minisprint Trickett

限られたスペースに高機能なパーツを押し込みたいというニーズは他にもあるようです。

上の写真は鈴木誠男さんから「参考例」として頂いたMk1スプリントのエンジンルームですが、スプリントってボディを上下方向に切り詰めるだけではなく、エンジンルームの左右方向も狭くなるそうなんですよ。そういう状況でこの写真のように7ポートエンジンを搭載した場合、増大する発熱量に対応するためにどんなラジエターを選ぶか、そしてどんなファンを組合せるかというのは重大な課題になります。

写真のスプリントはMk1のスチール製16枚羽根のファンを装着し、それに組合せているラジエターは真鍮製のようですね。真鍮製のラジエターは比較的薄いために限られたスペースに収め易いですが、相手がスプリントとなると真鍮製でも3層コアの搭載は難しいとのことです。ハイパワーなエンジンを搭載しつつ2層コアのラジエターしか使えないとなると、それは確かに切実な問題ですよね。

DSCN2782.jpg

頂いた情報に思いを巡らせつつ自宅のMacのアルバムを掻っ捌いて探したところ、5年ほど前に撮影した写真を発見しました。左がMk1用の金属製16枚羽根のファンで、右が同じくMk1用の金属製6枚羽根のファンです。

DSCN2783.jpg

比べるとファンによって厚さって結構違うんですよね。16枚羽根は結構薄いです。

DSCN2784.jpg

6枚羽根は見た目もゴツいですが厚さもかなりあります。5年前にも「こいつは無理」と断念した記憶があります。

DSCN2785.jpg

ちょっとくたびれて羽根が反ってしまってますがw、こいつが最もポピュラーな樹脂製のファン。厚さは16枚羽根と6枚羽根の中間くらいでしょうか。

この写真を撮影してから約5年後となる先週土曜日、電話でP師に樹脂製ファンの採寸をお願いしたところ、外周の直径が26.8cm、フランジ部分の直径が11.8cm、厚さが2.3cm、11枚羽根との結果でした。羽根の部分、つまり羽根が通過して空気を掻く部分の厚さが知りたかったのですが、改めて写真を眺めてみるとおそらくフランジ部分の厚さを測ってしまったような気がしますね・・・電話で伝えるって難しいものですw

ちなみにその寸法を元に推算した送風能力は、先日の記事にてご紹介した通り7000rpmで64,400L/分、ラジエター面に当たる流速は53.0km/hrとなりました。5年前もファンを手に取って眺めつつ厚さを比べるところまでは出来たのですが、ファンの能力を定量的に議論できるようになるには5年もの時間を要したという・・・そんな自分が情けないですがw、でも人間って追い詰められないと頭回らないですよね、ね?w

P1030961_2015071223191773b.jpg

で、改めて写真を眺めてみたら金属製16枚羽根のファンが予想以上に薄かったことに気付きました。そしてこのファンの能力ってどれくらいなんだろう?と気になってしまったわけですよ。

実はこのファンは過去に使っていたことがあって今でも持ってるんですよね。ただし昨年末の引っ越しの際に荷物に紛れ込み、山積みのまま放置された段ボールの山の中のどこかにある・・・いや、あるハズなんですよねw そんなわけで日曜日は家事を終えた後でビール飲みながら段ボール箱をひっくり返しつつ家捜ししました。その対象がこんなサビまみれの車のパーツだと親分に知れたらぶっ殺されますねw

ビール数缶を空けた頃にようやく発見し、無事に採寸を終えたのが上の写真です。酔っ払っていたとは言え、こんなサビまみれの車のパーツを食卓の上に置いたと親分に知れたらぶっ殺s以下略w

P1030962_20150712231915381.jpg

羽根の外周の直径が26.3cm、羽根の内周の直径が13.5cm、厚さが1.5cm、16枚羽根でした。この寸法を元に効率80%として推算した送風能力は7000rpmで54,000L/分、ラジエター面に当たる流速は44.5km/hrとなりました。薄い割には悪くない数値です。16枚という羽根の多さが効いています。

ちなみに左下に写っているのが我が家のスーパーコンピューター・・・iPhoneですが何かw

IMG_0676_20150712231755d11.jpg

プーリーに固定されるフランジ部分が羽根に対してオフセットしているのも魅力的です。羽根がプーリー側に、つまりラジエターから離れる位置に来るので、これならばアルミ製4層コアが相手でも使えるかもしれませんね。

ただし結構重いんですよこのファンw なのでトルクの薄い1000ccにはあまり組み合わせたくなかったりするのでした。こいつをチタンで作り直して・・・とか一瞬妄想しましたがw、やはり今は樹脂製ブレードの11枚羽根のファンで行くことにします。遠い将来に1275ccブロックに移行した時とかスプリントにハイチューンエンジンを載せた時のために16枚ファンは取っておくことにしますw

ちなみにMk1の時代のファンが6枚とか16枚といったように偶数枚の羽根で構成されているのに対して、高年式の樹脂製ファンは11枚羽根で奇数構成ですよね。実はこれにも意味があって、対向する羽根同士が共鳴してファンの音が大きくなるのを奇数枚構成にすることで防いでいるのでした。でも16枚羽根のファンが奏でる音って好きですけどねw

P1030963.jpg

日曜日は暑かったので明るいうちからビールをガンガン呑んでましたがw、暑くて食欲が無いので夕食はゴーヤチャンプルを作り、ご飯にたっぷり乗せて頂きました。爽やかな苦みと滋味が暑さとアルコールに濁った脳髄に心地よかったですw



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一連の記事をまとめてみました。苦悩の歴史を振り返るのにご利用下さいw

水温上昇の謎その1(こちら
水温上昇の謎その2(こちら
水温上昇の謎その3(こちら

冷却系強化大作戦その1(こちら
冷却系強化大作戦その2(こちら
冷却系強化大作戦その3(こちら
冷却系強化大作戦その4(こちら

テーマ : 英国車ミニへの想い
ジャンル : 車・バイク

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ネグリア・フォーレリ?

画像8を見ているだけで自分の頭がゴーヤチャンプルになりそうですw
今回のシリーズはみくたさんの趣旨とは違った方向で刺激を受けちゃいました♪

また,次のネタの予感も感じるのでそれも楽しみにしています♪

毎日こう暑いと宇都宮でクラフトビールフェスタという催しものがあるのでMRRCの酔っ払い会員としては行きたいのですが、
フジの走行会の日とだぶっちゃうのが残念です。

ふむふむw

ふ~ん(・・)w金属製16枚羽根を使えば・・w
搭載できるかも!?知れないですね~w
羽根の偶数、奇数にも意味があったんですね~しらなんだ~(・・)
チタン製17枚羽根wちょっと惹かれちゃいますよね♪
レポートにもあったように、4コアの場合は風量を増やしてあげる必要が
あるかも知れませんね。。

とりあえずはwハム号復活したら速攻でナラシ済ませて♪
セッティング出してもらってw現状の検証を済ませてからですね~w
今月中に仕上がるかなぁ。。。

速攻でナラシかぁ・・・土曜日に受け取って。。そのまま・・・
宇都宮遠征!?しちゃおっかな~(*^^*)♪
翌日戻って、そのままSV入りでセッティング。。
なんか・・・だれかさんみたいですねw

残念ながらw

自分が責務を果たしましたので♪
スッキリ・キッチリ、スーパーノヴァはもうありませんよw

酒とじっくり向き合いたいならば土曜日は例の店はお勧めしたくないですが、
本当に来るのならP師経由で連絡をして下さい。
急ぎ手配をします。

ファン対決2

ファンの形状と性能についてのレポート、興味深いです。
今回はファンの厚さが薄いものに注目、16枚羽の優れた点が分かりました。
想像以上に効率が良く、反らないので劣化→交換の必要が無いのもいいですね。
それにしても重過ぎる・・・。
チタン製でなおかつプーリー側にもう数ミリでもオフセットしたものができたらいいですね。
ドライカーボンは無理でしょうか?
SVオリジナルorドゥトレーディングオリジナルパーツとして・・・!
 
さて、同じく致命的に重たい鉄製6枚羽ですが以前長いこと使用していました。
「真鍮製3層コア+鉄製6枚羽」から「アルミ製3層コア+樹脂製11枚羽」に換えた時、
全く冷却効果が上がらなかったことにガッカリしたのを思い出しました。
もともと、6枚羽は効率が良いと聞いて使用していましたがそのとおりでは?と感じました。
こちらもチタンorドライカーボンで・・・。
 
ゴーヤ大好きで、毎年5月に苗を植えて8月、9月に大量に食べます。
チャンプルももちろん美味しいですが、薄切りして塩もみ後にサッと茹でておかかをかけ
ごまドレッシングと青じそドレッシングで食べるのが定番です。
あと、やや若いうちに収穫したゴーヤのわたを種つきのまま天ぷらに。
油と合わさって甘くふわっとしたわたと、サク&コリッとした種が絶妙です。塩で食べます。
わたはゴーヤで最も栄養が高く、わたのビタミンCは熱に強いそうです。
と、あれこれ書きましたが、育てるのは父、料理は母、自分は収穫を手伝うだけです・・・。

No title

ジョブさん、どうもです。

どっかで聞いたことがあるなと思ったらアメーバさんですね。
子供の頃は川や池でよく泳いでましたが、エキノコックスとフォーレリさんの存在を知ってから出来なくなりました。トラウマもんですよw

クラフトビールっていうと地ビールのフェスティバルでしょうか・・・それは素敵ですね〜w

No title

KADハムさん、どうもです。

そうなんですよ、十分な風量さえ確保できれば4コアは有利になるはずなんですよね。
奇数羽根は元はたぶん軍事技術じゃないかな・・・潜水艦の推進プロペラの静音化あたりがルーツだと思いますw

ウィスキー、呑みたいですねえw

No title

DAIさん、どうもです。

4枚目の写真、左手の手のひらが当たっているのがフランジ面のラジエター側です。つまりフランジさえ固定できれば収まるはず・・・なんですが、何が起こるか分からないのが旧車ですからねw

ファンが重くてウオポンのベアリングが早期劣化して軸がぶれ、ファンがラジエターに当たって水漏れしてオーバーヒート、とか(体験談ですw)

カーボンはシンプルな形のものは市販されてますよね。でもこの形でとなると焼成時の歪みが問題になりそうです。余程経験のある工房でないと出来ないでしょうね・・・何でも作りますから声を掛けて下さい!と言ってくれた方が居たなあ、プライベートでも相談に乗ってくれるんだろうかw

6枚羽根は効率が良いってよく聞きますよね。採寸してないので断言は出来ませんけど、樹脂の11枚羽根と大差ないかもですよ。

ゴーヤのバリエーション、試したことがないのですが美味しそうですね!チャレンジしてみようかなあw

アードベック♪

ぜひw堪能してみたいですね~(^^)v
奇数羽根は潜水艦のスクリューからか~wなるほどですね(・・)
静かな方が発見されずらいですもんね。

ハム号のXdayは。。8/1を予定してますw・・・行っちゃいますか!?w
でも、なにがあるか分からないのがミニなんで(汗w
東の神様のみぞ知るって感じですね~w

ジョブさんwありがとうございますm(_ _)m
予定通り進めばw遊びに行きます♪
P師から、どんな感じか連絡があると思いますw

No title

KADハムさん、どうもです。

潜水艦のスクリューは羽根の枚数を増やしてゆっくり回転がトレンドです。そういう意味でも16枚羽根は近いかもしれませんねw

8/1か〜、待ち遠しいでしょうw 予定通りうまく行くといいですねw
その時期は予定がちょっと見えてないので、固まってきたらご相談させて下さい!w
プロフィール

みくた

Author:みくた
運動神経のなさを経験値でカバーしようと企むAround 40です。
これまでランエボでのサーキット走行にハマり、最近はClassic MINIに惚れ込んでます。Mini1000、1300キャブクーパーとおんぼろミニを乗り継いで、Austin Mini Mk1 に辿り着きました。レストア、トラブル対策とのんびりドライブを楽しんでます。
よろしくお願いします。

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