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エンジン作製その1

約半年ぶりの更新です。

3月末にFIAボディを手に入れたので、その後の作業が順調ならば進捗をお伝えがてらブログ更新出来るかなと思っていたのですが、現実にはお仕事に追われてブログはおろかFBに触れる余裕もなく放置し続けてしまいました。

10/14のSBoM第3戦あたりを狙ってレースに復帰しよう、そのためには9/9の筑波トラックディでセッティングできるように車を仕上げようという構想はあって、P氏ともその筋で話をしていたので、8末頃に自分の心とP氏のスケジュールの両方に発破をかけ直して計画を強制再始動させましたよw

トラックディと言えばこれまでは年2回しか開催されなかったんですが、今年に限って第3回があってしかも9月開催・・・これは僕のためじゃねーのかと言いたくなるほどチャンスではあったのですが結局ミニの完成が間に合わず。あんまり焦っていい加減な作業になってはイケナイので、頭を冷やしつつ丁寧に粛々と作業を進めて10/14のサーキット復帰を目指す、という構想に仕切り直しました。
・・・締め切りが先に伸びたので気が抜けて作業が止まり、結局10/14直前にまたバタバタすることになるような気がしてなりませんがw

何にせよミニが形にはなってきましたのでここでご紹介させて頂きます。

P1450726.jpg

ボディを丸っと手に入れたので、あとはエンジンを直して搭載し直すだけ、のハズだったのですが汗

ロールケージが入る分ボディが重くなるんですよね。その差分はざっと35kg程にもなります。となるとエンジンへの負担が大きくなるし、1,000ccクラス内でバトルするならともかく、SBoMならクラシックナロークラスの車両と混走したりTBCCで2,000ccクラスのアルファロメオとバトルするにはより不利な状態になってしまうんですよね。安全になることは間違いないのですがw

排気量差から無理して背伸びしすぎてクラッシュしたわけだし、もうこの機会に1,300ccでエンジン作っちゃえばいいんじゃね、という悪魔のささやきがアリまして・・・、

35744066m.jpg

新たに1,300ccでエンジンを作ることにしました汗

1,275ccの10Fブロックも入手済みなのですが、とりあえず1,300ccの勉強というかノウハウ集めという位置づけで12Hブロックを新たに入手しました。インジェクション用の12Aブロックはまだ数があるようですが、12Hはもう入手困難になりつつあるようです。厳しい世界ですね。

DSC_1565m.jpg

P氏の厳しい基準で状態をチェックして頂きました。

DSC_1566m.jpg

ブロック頂面の歪み具合からオーバーヒートの履歴の有無を判断、そしてリフター穴の内径をすべて測定してそのまま使用可能かを判断して頂いております。結果はどちらも良好な状態だったとのことで一安心です。

まあNGだったとしても修理して使うんですけどね。リフター穴なんて当然NGかと思っていたのでむしろ意外でした。スリーブ打ち直さずに使うのって初めてなので新鮮な気持ちですよw

DSC_1391m.jpg

ブロックを加工に出す前にネジ穴を拡大して切り直しています。この部分は・・・、

DSC_1392m.jpg

ミッションケースとの接合部分のボルト強化です。トルクアップに伴ってこの部分を強化した方がいいとミニの世界の先輩からアドバイスをいただき、即反映させて頂きました。

39914748m.jpg

「ブロックの精度確保は全てのチューニングの基本」という話を1,000cc時代にさせて頂きました(こちらこちら)。今回もそのスタンスを忠実に守って作業を進めて頂きました。具体的には、

・クランクシャフトのキャップ交換(スイフチューン製強化タイプ、センター4ボルト仕様)
・ラインボーリングでクランクシャフトのジャーナル位置修正
・ダミークランクを用いて寸法測定、それをベースにブロック頂面の平行出しおよびシリンダー位置修正
・ダブルオフセットボーリングによるボアアップ、スプラッシュホーニング
・面研による圧縮圧力調整
・カムメタル入れ替え

てな感じになります。

ところで「ダブルオフセットボーリング」とは?
エンジンをボアアップする場合、普通は元のボアに対し同心円状に半径を拡大する形で削りますが、ミニのブロックの場合はボアアップできるスペースに限界があるため、上の写真の矢印の方向にボアのセンターをオフセットさせて削るそうで、これをダブルオフセットボーリングと呼ぶのだそうです。

ミニの歴史を紐解いてみると、850ccから998ccへの排気量拡大に際しては通常の同心円状のボアアップで対応していました。もうこれが限界、これ以上のボアアップは出来ないと言われていた中で、ダウントンのダニエル・リッチモンドがこのダブルオフセットボーリングという妙案をひねり出して1,275ccまで拡大が出来るようになり、クーパーSの量産がスタートした、という逸話があるようです。まあ、その1,275ccからの更なるボアアップですからね、オフセットさせないとどうにもならないのは自明の理なんでしょう。

DSC_1562m.jpg

加工から戻ってきたエンジンブロック。

P氏がグリーンに塗装してくれたようです。僕はコレ頼んでないんですけどね、「FIAボディのボンネット開けたらブロックが赤いまま・・・って、ないわー」というプレッシャーがP氏にかかったであろうことは、まず間違いありませんw

DSC_1564m.jpg

精緻に加工されたブロックは見ていて気持ちがいいですw 

できるだけ基本に忠実に、でも自分の経験上良かったモノは積極的に取り入れつつ、1,300ccチューニングに関わる先人の知見も可能な限り取り入れ、壊れにくくトルキーなエンジンに仕上げる、というコンセプトで行く予定です。

続きます!



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『トルキーなエンジン』

なんと魅惑的な言葉!
みくたさんのファーストインプレッションが楽しみです!♪
それにしても・・・シェイクダウンがいきなりのレース?

No title

ジョブさん、どうもです。

ジョブさんのコメントを頂くのも久しぶりで嬉しいです。

シェイクダウンがレースのフリー走行、ってのが正しいです。
まあトラックディに行けてたとしてもせいぜい30周でしょう? まともな慣らし走行の距離にはならないのが悩みですね。
まあレースカーってのはそういうものなのかもしれませんが心情的に良くないですw
プロフィール

みくた

Author:みくた
運動神経のなさを経験値でカバーしようと企むAround 40です。
これまでランエボでのサーキット走行にハマり、最近はClassic MINIに惚れ込んでます。Mini1000、1300キャブクーパーとおんぼろミニを乗り継いで、Austin Mini Mk1 に辿り着きました。レストア、トラブル対策とのんびりドライブを楽しんでます。
よろしくお願いします。

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